みなさんは「公園」と聞くと、どんな公園を思い浮かべますか?家の近所の公園、それともアスレチック用具のある広い公園でしょうか?だれもが利用できる公園は大切な遊び場なのですが、日本の街は、欧米の国々に比べて公園の面積はたいへん少ないと言われています。 ひと口に公園といってもいろいろな種類があります。いちばん身近でよく目にするのは、すべり台やブランコなどの遊具がある、小ぢんまりした街区公園でしょう。空き地が減り、道には車が増え、遊べる場所が少なくなってしまったということを背景に、1950年頃から、主に小学校低学年以下の子どもたちの遊び場として街の各所に公園がつくられるようになったのです。 そして、もう少し大きいものでは、緑が多く広場や噴水があり、大人が散歩を楽しめるような公園も街中にあります。またテニスコートや野球場、サッカー場などがある運動公園、野鳥や植物の観察ができる自然公園、昔の城跡や古い建物や庭園を利用したものもありますが、数はそれほど多くはありません。最近は、人が集まる駅前を公園にしたり、ドブ川をきれいにして親水公園にするなど、新しいタイプの公園がつくられるようになってきました。
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