みなさんは、家の中でどんな遊びをしていますか。自分の部屋や居間などで、お友だちといっしょにおしゃべりをしたり、将棋やトランプ、TVゲームなどで遊ぶことがあるでしょう。また、小学校に上がる前の小さな子どもにとって、家の中は魅力的な冒険場所。かくれんぼの時には階段の下や押し入れの中、水を抜いた浴槽などは、ちょうどよい隠れ場所です。また、大人の視線も届きにくいテーブルの下や部屋の片隅で、おままごとなどをしたりもしますね。大人にとっては少し迷惑なこともあるかもしれませんが、ダイニングのテーブルや居間のソファの周りで、鬼ごっこすることもあるでしょう。ところが、成長して体が大きくなると、家の中を駆け回ることはだんだん窮屈になってきます。昔のように2間続きの和室があれば広々した部屋で体を動かせますが、この頃の住まいは各部屋が区切られていたり、いろいろな家具があって、自由に動き回る遊びには不向きです。それに加えて、一軒家の庭も駆け回るほど広い場所はあまりありません。しかし、大きな団地では、敷地内の歩道が整備されていたり、中庭や住んでいる人たちが使う広場があるので、そこは子どもたちにとっては身近で魅力的な遊び場になります。
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