新しいまちづくりの考え方
 まちづくりは、どこの国でも古くから行われていましたが、200年ほど前のイギリスで、工業都市がつくられるようになると、人口が急に都市に増えてきました。そのため、人口密度がとても高くなり、住宅が足りなくなりました。そこで、100年ほど前、人々が住むのにふさわしい人口や人口密度を考え、暮らしに必要な施設や建物をつくるようなまちづくりが行われるようになりました。
 日本でも、新しいまちづくりの考え方がとりいれられています。大阪の千里ニュータウンや東京の多摩ニュータウンは、1960年代にこうした考え方をもとにしてつくられた新しいまちです。人口や人口密度にふさわしい中高層の住宅、道路や公園、学校などの暮らしに必要な施設や建物を計画的につくり、多くの人々が暮らしています。
 建設されてから長い時間がたち、人々の暮らしやそこで必要とされるものが変わり、古くなったニュータウンをもっと住みやすくするまちづくりが始まっています。

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「住まいのかたちと敷地の広さ」「まちに必要な施設・建物」「新しいまちづくりの考え方」