明かりの色合い
 明かりの色は、白っぽいものから、黄や赤っぽいものまで、微妙に違いがあるのを知っていますか。たとえ同じ明るさや大きさ、形のものでも、その色味によって人が受ける印象も違ってきます。そして人が作り出す明かり(照明)にも色の違いがあり、大きくは「蛍光灯(けいこうとう)」と「白熱灯(はくねつとう)」の2つがあります。
 ふつう人は朝起きて昼間活動し、夜になると寝ます。昼は、太陽が高く昇り強く照らしますから、光の色は白っぽいですね。この色に近いのは「蛍光灯」の明かりです。蛍光灯は活動するのに合った色の明かりなのです。反対に、人が活動する前や後の早朝や夕方の太陽の光は赤っぽく見え、人はくつろぎや穏やかさを感じます。ろうそくや暖炉の火も同じです。この色に近いのは「白熱灯」の明かりです。この色は、人がリラックスできる明かりの色なのです。
 こうした特色を考えて、作業台のある部屋では蛍光灯、リラックスする部屋には白熱灯を使うと、とても心地よい明かりの環境になります。


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