色の感じ方
 みなさんは、色がどのくらいあると思いますか。赤でも黄色っぽい赤もあれば、青っぽい赤もあり、細かく見るとその数は無限といってもよいでしょう。人は、こうしたさまざまな色を750万色くらい見分けられるといいますが、そのひとつひとつに名前がついているわけではありません。
 色の違いは、色あいを示す「色相(しきそう)」、明るさを示す「明度(めいど)」、強さや鮮やかさ示す「彩度(さいど)」の3つではかることができます。



 赤や橙(だいだい)、黄などは、暖かさを感じ、青や青緑、青紫などは、寒さや冷たさを感じます。暖かい色と冷たい色を並べると、暖かい色の方が手前にあるように感じます。また、はっきりした濃い色と淡い色を並べると、淡い色の方がふくらんで見えたり、軽く感じたりします。
 このように色の違いが、ものや場所の印象を変化させています。


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