ひとつの家に暮らす「同居(どうきょ)」
 同居は、親とその子どもの家族や、兄弟姉妹のそれぞれの家族などが、ひとつ屋根の下で暮らすことです。30年くらい前までは、3世代の同居はめずらしくない暮らし方でした。その頃は、ふすまや障子で区切られた家で、台所や洗面、浴室などを一緒に使っていたので、プライバシーを保ちにくい面がありました。やがて、各々が別の家に住む核家族化が進みました。そして、1970年代初めに、2つの家族が一緒に暮らす「ニ世帯住宅(にせたいじゅうたく)」が登場しました。「二世帯住宅」は、建物はひとつですが、玄関を別々にしたり、キッチンや浴室、トイレなどの水まわりを個々に分けるなど、それぞれの家族のプライバシーやほどよい距離を保つことができます。
 一般的な3世代同居の場合、小さな子どもがいる家族は子育ての経験者の親に困ったことを相談したり手助けをしてもらえます。子どもたちは、おじいちゃんやおばあちゃんを身近に感じながら暮らすことで、やさしい子どもに育つといわれています。高齢になった親も、子どもの成長を見る喜びを感じることや若い人からの刺激を受けることができます。また、留守になることが少ないためどろぼうに狙われにくく防犯に有利など、同居のさまざまな良さが見直されてきています。
イラスト

ひとつの家に暮らす「同居(どうきょ)」隣同士や同じ棟内で暮らす「隣居(りんきょ)」 へ