情報網を使って助け合う
 住まいを中心とした地域で生活を営むと、自然に人と関わり合うので、近所の人にちょっとの間、子どもの面倒を見てもらったり、忙しい時に代わりに買い物に行ってもらったり、生活に必要な情報を交換したりと、助け合って家事を行うことができます。
 しかし近年は、パソコンや携帯電話を使ってインターネットで調べれば、住まいの中にいながらたくさんの情報を得ることができ、暮らしに必要なもののほとんどが手に入ります。特に都会では、パソコンや携帯電話を使いサービスや商品を利用することで、そのような人間関係をわざわざ作らなくても暮らしていけるようになり始めているのです。
 一方、パソコンや携帯電話によるインターネット情報は、短い時間で多くの人たちとつながり、すぐに互いの情報を交換できるという特性があります。これらの特性を利用して、地域の中で何をして欲しい人がいて、何が出来る人がいるのかという情報を紹介する仕組みを作る試みも登場しています。
 情報を伝える機器が発達したことで、人間同士が直接関わる機会を少なくする面もありますが、上手に活用することで、家事を効率化したり、家事を通した地域の住民同士のコミュニケーションを育む可能性も合わせ持っているのです。

「商品・サービスを利用して省力化する」「みんなで集まって家事を分担する」
「情報網を使って助け合う」