商品・サービスを利用して省力化する
 みなさんは料理や後片付けを手伝ったことはありますか。
キッチンには炊飯器や電子レンジ、電気ポット、食器洗い乾燥機など、浴室には洗濯機、部屋を掃除するには掃除機など、各家庭でいろいろな電化製品を使っていますが、これらは、調理や食事の後片付け、洗濯、掃除など、家事を手早く簡単にしています。また、スーパーで売られているインスタント食品やお総菜、洗わないで済む使い捨ての食器やペーパータオルを利用すれば、調理、後片付けや洗濯などの家事をしなくても済んでしまいます。
 これらの家事の手間やかかる時間を少なくする商品・サービスは確かに便利ですし、それらの機械や商品を活用することによって出来た時間のゆとりを、勉強や趣味に使うなど利点もたくさんあります。しかしその反面、使い捨て容器などのゴミが増加して環境問題を引き起こしたり、身体を動かして家事を行う機会が少なくなることによって、子どもの身体の発達やお年寄りが生活する力を保つのにマイナスになることもあるのです。
 私たちは、目先の便利さだけでなく、こうした家事の機械化、商品・サービス化のマイナス面も意識しながらバランスよく生活に取り入れて行くことが大切です。


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