いろいろな種類の家事
 家事は大きく3つの種類に分けられます。一つめが、毎日の生活がきちんと進むように整えることを目的とした仕事です。たとえば、食事の支度や片づけ、部屋の掃除、食べ物や日用品の買い物、洗濯、アイロンかけ、裁縫(さいほう)、切れた電球の交換なども含まれます。二つめは、人に関わる仕事で、子どもの世話や教育、病気の人の看病や介護、家族それぞれに訪れる来客の受け答えやもてなしなどがあります。三つめは、管理や計画の仕事で、家計簿をつけてお金を管理したり、家族旅行の計画や住まいのリフォームの計画、生活に必要な情報をふるい分けたり、整理して生かしたりすることなどがあります。
 このような家事は、家族の人数や年齢、介護を必要とする人がいるかなどによって、その内容が大きく変わってきます。また、家族の一人ひとりがどれだけ家事をする能力や時間があるのか、住まいの場所が買い物に便利か、不便なところにあるのか、大晦日やお正月、お節句などに家庭でどんな行事をするのかでも、異なってきます。
 しかしいずれにしても、家事は毎日の生活に欠かせない仕事です。家族のみんなが関心をもって積極的に参加することが必要であり、また、家事に参加しやすい住まいのあり方もとても大切になるのです。


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