気のあう人と助け合う
 人と人、家族と家族のつながり方として、気があう同じような価値観をもつ人たちや家族同士が積極的に集まって、それぞれが基本的には自立した生活を送りながらも助け合う暮らし方があります。たとえば、一緒に料理を作って食事をとったり、掃除や子育て、病人や高齢者のお世話など、生活全般をお互いに助け合っていきます。
 集まる人たちは、ひとり暮らし、共働き夫妻、子どもを育てている核家族、高齢者家族など、一緒に助け合う内容によってさまざまです。 特にいろいろな年代や立場の人たちが集まって暮らす場合には、生活の知恵や地域の文化、新しい情報なども得られ、適度な刺激や安心感があり生活がより豊かになります。
 家族の人数が少なく、さまざまな生活スタイルがみられるこれからは、血のつながりをこえて助け合うことがとても大切になります。そのためには、ひとつの家族だけでなくいろいろな人が使える共用スペースがあると、自然に立ち話や子供の遊びなどの交流が生まれ、困ったときに助けあうことができる親しい関係がつくられます。気軽に立ち寄りやすい庭やテラスなどがある場合には、地域の人たちや生活支援サービスなどを受けやすく、より多くの豊かな関係を築くことができます。

経済的に支え合う 生活支援サービスを一緒に受ける 気のあう人と助け合う