遊ぶ場所
 みなさんは、いつもどんなところで遊んでいますか。校庭?友だちの家?それとも近くの公園でしょうか。放課後、友達とゲームセンターに行ったり、ショッピングセンターに行ったりしている人もいるでしょうか。
 道路を走る車が少なかった昔は、遊べる場所がたくさんありましたから、子どもの「遊び場」として特につくった場所というものは、ほとんどありませんでした。「遊び場」といえば、路地や空き地、原っぱ、河原などでした。そこで、思いきり駆け回ったり、転げたり、木登りしたり。また、その場所にある草花をつんだり虫や魚をとったり、自然に触れながらのびのびと遊んでいました。
 ところが時代が進むと、空き地は建物で埋まり、道に車があふれ、川岸はコンクリートで固められるなど、子どもの遊べる場所がとても少なくなってしまったのです。それではいけないと、遊具のある公園や児童館という、子どもの遊び場となる施設がつくられるようになったのです。さらに最近では、滑り台、ブランコ、鉄棒、といった遊具が整った公園ではなく、雑然としていて、木登りや廃材を使った小屋づくりなど自由な遊びができる場所の大切さが見直され、少しずつつくられるようになってきています。

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