5階建てくらいのマンションの骨組みによく使われているのが鉄筋コンクリートです。鉄筋コンクリートは、押さえつける力に強い“コンクリート”と引っ張る力に強い“鉄筋”を組み合わせた骨組みで、2つの材料の良さを生かしてつくられた丈夫な骨組みです。 コンクリートは、セメントと砂、砂利、水を混ぜあわせてかためたもので、鉄筋は、直径1~2cmくらいの細長い鉄の棒です。 骨組みのつくり方は、 1.柱や壁、梁、床、屋根の鉄筋をあらかじめ縦横(たてよこ)に組んでおき、 2.そのまわりに型枠(かたわく)を置き、 3.その中にコンクリートを流し込みます。 4.時間がたつとコンクリートが固まって、一体的な住まいのかたちができあがります。 鉄筋コンクリートは、地震や火災に強く、また、曲線を使ったデザインなど自由なかたちの家をつくることができます。 |