住まいのかたちと敷地の広さ
 日当たりのよい快適な一戸建ての住宅には、庭をふくめて最低でも200m2(約60坪)の土地の面積が必要です。4人暮らしの20家族(全部で80人)が住むための全体の敷地面積は、200m2×20戸=4000m2の広さとなります。
 一方、マンションのようにたくさんの住宅を一つの建物にすると、4階建てだと一家族に必要な面積は約90m2で、日当たりのよい快適な住宅をたくさんつくることができます。同じように4人暮らしの20家族(80人)が住むとすると、全体で90m2×20戸=1800m2となります。それぞれの庭はありませんが、必要な面積が減った分、広いみんなの庭をつくることができます。
 人口密度が高い都会では、建物と建物の間に余裕がなく、日当たりがよくありません。限られた土地に多くの人が住むために、暮らしに必要な日当たりを考えて、都会の住まいとして中高層の建物が多くつくられています。

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