最低限必要な住まいの広さ
「住み心地のものさし」でいった日本の居住水準(きょじゅうすいじゅん)は、おおまかに3つあって、みんなが健康で文化的な生活を送るために必要な最低限の目安と、人がいっぱい暮らす都会での住まいの目安(都市居住型誘導(ゆうどう)居住水準)、地方などの土地に余裕があるところの住まいの目安(一般型誘導(ゆうどう)居住水準)があります。
 最低限必要な目安は、最低居住水準といって、4人家族でだいたい畳19.5枚分です。それも単にこれだけの広さがあればいい、というわけではなく寝室と食事室が分かれていること、専用の台所、便所があることなどが示されています。畳19.5枚分の内訳は寝室や食事室などの部屋が畳13.5枚分、その他の部分が畳6枚分です。
 こうした広さは主に、都道府県営住宅や公団住宅など新しく住まいをつくるときの、目安となっています。

イラスト:居住水準の3種


「住み心地のものさし」「密度と住み心地」「最低限必要な住まいの広さ」「まちと密度」へ