■建物概要 |
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建築時期: |
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再生時期:平成13年 |
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建物形式:中二階建 |
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延べ床面積: |
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■改修経緯 |
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京都市指定歴史的意匠建造物 |
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隣家の建て替え工事に伴う床の沈下、家屋の傾き、雨漏りが発端となった。 |
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おもてやは以前からギャラリーとして活用されていたが、とおりにわは使用されていなかった。傷みの修理をきっかけに、とおりにわを改修し新しい展示空間とするため改修した。 |
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■改修内容
●外観に関して |
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一部の柱、野地板の改修も含め屋根は全面葺き替えをした。 |
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●内観に関して
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かつて行われた改修によって部屋からとおりにわに出張っていた台所をさげ、とおりにわの広さを元に戻した。 |
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壁・土間などの仕上げは土壁、洗い出しなどの素朴な感じに仕上がっている。 |
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表からハシリへ至る外通路は、窓格子の改修により、雰囲気を整えている。 |
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表及び裏の壁面上部開口及び天窓からの光は室内の明るさの変化を演出し、高さのある空間ボリュームの効果もあり、様々なパフォーマンスを可能とする。 |
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照明もあまり明るくなり過ぎないように、上部の丸太の梁からシンプルなガラスの筒状の器具を吊り下げている。 |
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■補修内容 |
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□元のハシリ(炊事場) 井戸引周りの木部の腐れの補修 |
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■特記 |
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居住町家の表家及び母屋のハシリの空間をギャラリーとして活用。時には民族音楽などの催しを企画するなど文化的な町家の活用によって、町の活性化、町家再生のアピールに貢献している。 |